インタラクティブ環境の恩恵

Pythonに限らずスクリプト言語と呼ばれているコンピュータ言語群の強みは、ソースコードからインタプリタによって直接実行できる即応性にあります。
かつてWebのサーバサイド言語といえばPerl一色という時代がありました。これはスクリプト言語ならではの即応性とPerlの持つ強力なテキスト処理性能によるものでした。
現在ではサーバサイドで使われる言語も種々雑多になりましたが、やはりその主流はNode.jsやPythonなどのスクリプト言語となっています。

現在、小学6年生の生徒と一緒にbot開発をしています。discordをプラットフォームとしてサーバはglitchを使っています。glitchのクラウド開発環境はNode.jsに最適化されているため、最初はNode.jsによるコーディングでしたが、最近では同じものをPythonに移植する作業をしています。
幸運なことに、Pythonにもdiscord用のライブラリ(discord.py)があり、glitch側で少し設定ファイルを書き換えるだけでPythonコードでbotを実現することができます。更に嬉しいことに、glitchのクラウド開発環境はターミナルに接続することができます。glitchのサーバOSはLinuxなので、自然な形でunix系OSに触れることができ、コンピュータに対するより深い技術と知識を得ることもできます。
このようなunixオペレーティングシステムそのものを含んだリッチな開発環境(学習環境)が、Webブラウザを介したクラウド技術だけで完結していることは一昔前には想像すらできなかったことです。ブラウザ上のエディタで複数人が同時に共同編集でき、ターミナルからrefreshコマンドを打ち込むだけでbotサーバが再稼働する。そしてそのbotへは世界中のどこからでもアクセスできる。大人でも面白く感じるのですから、子供にとってはよりエキサイティングな体験でしょう。
botというのは内部ではネットワークを介してとても複雑な働きをしているものですが、オールインワンのクラウド環境のおかげでbotのロジックだけに集中することができるのも、プログラミング言語の技術習得には好都合といえるでしょう。今後も、打てば響くインタラクティブな環境を大いに活用していきたいと思います。

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